トルコ


 
8月23日(月)イスタンブール→テッサロニキ 

 朝8時半、列車が走り始めた。しばらくして、私達と同じコンパートメントだった若いフランス人カップルの男の子が、昨夜の列車の中でパスポートを盗まれてしまった事に気づいた。とりあえず国境まで来た彼らだけど、やっぱり国境で降ろされてしまった。次の列車でイスタンブールに帰ることになるようだ。トルコとギリシャの国境は川で分かれている。そこに架かる橋を列車が通過すると、真ん中で橋の色が変わった。こんなこともあって、久しぶりの列車での国境越えは、かなり楽しかった。ギリシャ側の最初の駅で、列車を乗り換える。この乗り換えが曲者で、1時間後に出る列車は特急列車なので、追加料金を払わなければいけないのだ。追加料金のいらない列車は7時間後。みんながぞくぞくと追加料金を払って特急に乗っていく中、7時間待つことに決めた私達だけが駅に残された。

 
8月22日(日)イスタンブール 

 バスの中で寝て2日、ついにイスタンブールまで来た。イスタンブールはボスポラス海峡を挟んで、アジア側とヨーロッパ側に分かれている面白い都市だ。私達がグーグー寝ている間に、バスはさっさとヨーロッパ側へ来てしまった。トラムに乗ってブルーモスクの前で降りる。私がバックパックを背負って初めて来たのが、イスタンブールだった。ブルーモスクが変わらずここにあるのには、なんだか感動した。恒例のくにおくんのホテル探しは、宿の高いイスタンブールでは難航し、客引きのおじさんが教えてくれたホテルにやっとチェックイン。そして、疲れた体を引きずってギリシャへ行く手段を探しに出かけた。ギリシャ行きの手段は3つ。まず飛行機、アテネまで118US$と思ったより高くない、そして明日でも空いているという。そしてバス、乗ってしまえばアテネやテッサロニキまでノンストップで楽チン、115ミリオンTL。最後に列車、62.3ミリオンTLと一番安いし、空いていれば横になれるかも。悩んだ結果、列車で行くことに決めた。

 
8月21日(土)サフランボル→イスタンブール 

 聞いていた時間よりも、ずいぶん早く、朝の6時半にサフランボルに到着した。ガイドブックをもっていない私達は、観光案内所が開く時間まで、チャイを飲んで時間を潰す。サフランボルは町そのものが世界遺産になっているところだ。昔ながらの家をペンションとしている所も多い。ここには、日本人パッカーの間で有名なペンションがあり、私達もそこに泊まろうか、と考えていた。ところが、サフランボルの町を見るだけなら、半日もあれば充分らしい。宿泊費はちょっと高かったし、オリンピックを目指して急いでいる身だし・・・。強行スケジュールなのを承知で、ここには宿泊せず、今日の夜23時半のイスタンブール行きのバスに乗ることにした。サフランボルは素敵な町だった。でも、1日でも充分楽しめたと思う。

 
8月20日(金)トラブゾン→サフランボル 

 今日は、17時間半の長距離移動。バスでの移動が苦手なくにおくんは、ちょっと憂鬱そうな感じだ。バスの時間までホテルのロビーでテレビを見ることにした。ここBENLIホテルは、昔はトラブゾンでは一流ホテルだったらしい。フロントに、いつの時代のものか、電話交換機などがあったりして歴史を感じる。今は建物が古いせいか一流ホテルの雰囲気はまったくない。でも、ホテルのスタッフはみんな優しいし、シーツはきれいだし、快適なホテルだった。トラブゾンを出発したバスは、黒海沿いの道を走り、景色がとってもきれいだった。

 
8月19日(火)トラブゾン 曇り時々雨

 今日のバスチケットが買えなかったため、1日暇になってしまった。こんな日があるのもまた良い。パキスタンでなくした時計の事で、保険会社のイスタンブールデスクに電話した。日本語で「もしもし」と言われたときには、なんだか嬉しかった。ホテルに戻ってパソコンに向かう。普段は、昼間は観光して、夜は疲れて寝てしまい、なかなかじっくりホームページを作れない。それにしても、まだインドの情報ページを作っているというのは、ちょっと遅すぎ!?夜、パキスタンで買ったハンドクリーム、ニベヤ(NIVEA)を使ってみたら、なんか違う。NIVEAの缶に違うクリームを入れているっぽかった。騙された!と思って缶を良く見たら、NIWAってなってた。騙されてなかった・・・。

 
8月18日(月)トラブゾン 

 
トラブゾンの街からバスで約1時間。山奥の崖にへばりつくように建っている、スメラ修道院を見に行った。バス停から、さらに20分程山道を登ると修道院に到着。かつて、トルコでキリスト教が弾圧されていた時に建てられたものらしい。それにしても、よくこんなところに建てたな、と思う場所にある。修道院内部には、鮮やかなフレスコ画がきれいに残っていた。落書きが多いのが残念だった。街に戻り、明日のバスチケットを買おうとしたところ、ほとんど売り切れ。今、トラブゾンはシーズン真っ最中で、混んでいるらしい。残り2席だった、明後日のサフランボル行きを、なんとか買うことができた。

 
8月17日(日)トラブゾン 

 トラブゾンは、思っていたよりずっと都会だったけど、石畳の道の、ところどころから黒海が見える素敵な街だった。街には城壁や古いモスクも残っている。今まで、晴れて日差しが強いところにばかりいたので、どんよりした曇り空が似合うトラブゾンが新鮮に感じる。そして、久しぶりに魚料理に出会った。トルコに入ってから、おいしい煮込み料理がたくさんあって嬉しかったのだけど、魚料理が出てきて大興奮だった。贅沢を言えば、生魚が食べたーい。

 
8月16日(土)ドゥバヤズィット→トラブゾン 

 朝の4時。まだ空が暗い中、ホテルをチェックアウトした。バス会社の前に行くと、シャッターが閉まっていた。まさか、バスの時間が夕方の4時半だったんじゃ・・・。と不安が頭をよぎったけど、4時半ころ、バス会社の人がやって来て、ほっとした。10時半ころ、エルズルムに到着。ここでバスを乗り換える。ドゥバヤズィットで聞いたときは、トラブゾン行きのバスは、1時間おきにある、と言ってたのに、次のバスは13時だった。そこで、ターミナルの外を散歩することにした。何か食べようと、レストランを探していると、車屋さんのおじさんが声を掛けてきた。「レストランを探している」と言うと、「うちで食べなさい」と言って、事務所の中に案内してくれて、ごはんをご馳走してくれた。やさしいおじさんだった。

 
8月15日(日)ドゥバヤズィット 
 ドゥバヤズィットはのんびりしていて、とってもいい町。でも、オリンピックのアテネを目指す私達は、今日黒海沿いの街、トラブゾンへ向かおうとしていた。昨日調べたところ、夜発のエルズルム行きのバスに乗って、夜中にバスを乗り換えて、明日の朝にはトラブゾンに着けるはず。ところが、いざチケットを買おうとしたら、今日は昼発のバスが最終、と言われてしまった。これはきっと、もう少しドゥバヤズィットに居なさい、っていう事だね、と明日のバスチケットを買って、今日は町をブラつくことにした。町にはチャイ屋がたくさんあって、どこのチャイ屋もおじさん達で賑わっている。歩いていると、みんなチャイを飲んでいけ、と声を掛けてくれた。


 


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